一度メンタル潰れた俺が書く、メンタル不調を感じたら精神科に行くべき理由と診察の流れ

私は仕事で追い込まれて一度メンタルを潰された。
メンタル不調になると治療は時間が必要。
実際、治療から5年以上経過した今でも、私は眠剤が手放せない。

メンタル不調は放置しても自然に治るとは限らない。むしろ悪化して生活に大きな影響を与えることもある。
そこで受診すべきは 精神科や心療内科 だ。

この記事では、メンタル不調を感じたら精神科に行くべき理由と、実際の診察の流れについて書いてみたいと思う。
※この記事は私が個人的に経験した事を元にして書いています。
精神疾患を持たれている方にとっては不快な内容となっているかもしれません。
その場合はすぐにこのページを閉じて下さい。


精神科に行くべき理由

1. 早期発見・早期治療(休職)ができる

心の病気は早めに気づいて治療を始めるほど回復も早いと言われている。
しかし、日本人の大部分は「もう少し頑張れる」と無理を続ける。
実際私もプライドもあって「まだ頑張れる」と思って続けたら潰れた。

メンタル不調は状態によっては、うつ病や適応障害などに悪化するリスクが高まる。
実際私は「適応障害」の診断を受けた。
私は休職してから診断書の提出の形となったけど、もっと早く行っておけば良かったとは思ってる。
私が思う「もっと早く行っておけば良かった」と思う理由は、
プライドなど持たずに無理をせず、早く受診して診断書を書いてもらい、もっと早く休職すれば良かったという意味。

仕事は自分を壊すほど頑張るものではないと感じているのでこういう表現になっています。

2. 専門的な診断を受けられるけど、盲信はしない方が良い

精神科医は心の不調を見極める専門家となっている。

単なる一時的なストレスなのか治療が必要なうつ病や不安障害なのか
を正確に診断してくれる。という事になっている。
この表現は見る人にとっては嫌な表現となってしまっていると思うが、精神科に対して私個人的には上記のようには思わないので。

実際に、ローゼンハン実験というものがあった。
どういう実験かは長くなるので「ローゼンハン実験」で調べてもらえれば良いと思う。

簡単に書くと「精神病院に精神疾患を装った覆面捜査官(実験参加者)を送り込み、診断の正確性を検証」した実験。
その結果として、精神科医は精神疾患を装った覆面捜査官を見抜けなかった。
これは当然の事だと思う。

理由は、医師といえども人間は心の中まで読む事は出来ないから。そして人間は嘘をつくから。
精神疾患を装っている人間に対して、精神疾患でないと診断できる医師が存在するとは思えない。
これは別に精神科医含めて医師を見下すわけではなく、精神医療において診療の限界は確実に存在すると言いたいだけです。

盲信という言葉は上記内容から来ています。

診療の限界という意味では
私自身も、この先眠剤をなくして生活する事を望んでいますが、半分諦めもしています。
それは、減薬や服薬自体をなくすというなくすという発想に持って行きにくいからです。
適応障害での不眠症一つでこのような状態です。

もっと重い症状となった場合は考えるまでもないでしょう。
鬱病などは分かりやすい例かと思いますが、そうなる前に自分を守るために診断してもらい、診断書を出してもらうのが最善だと思います。

3. 適切な治療やサポートが得られる可能性がある

薬物療法だけでなく、病院によってはカウンセリングや生活習慣の改善アドバイスも受けられる可能性はあります。
一人で抱え込むより、専門家と一緒に取り組んだ方が確実に回復が早い。
但し、薬の処方だけでなくカウンセリングや生活習慣の改善のアドバイスが受けたいと思うのであれば
しっかりそれらを受けられるか確認してからの受診にした方がいいです。

私はカウンセリングや生活習慣の改善アドバイス等を受ける気もなかったので、
近くにある個人経営の精神科へ受診しました。
結果、眠剤で眠れるようになり、社会復帰も出来ました。

4. 社会生活や仕事への影響を防げる

メンタル不調は放置すると欠勤や休職に繋がるケースもあます。
現に私が休職したのもそのケースになります。
早めに相談しておけば「これ以上悪化させない」ための対策もできる。
この「早めに相談(受診)」というのがこの記事で一番強調したい部分です。

素人判断での休職は、通常の有給休暇扱いとなります。
要は「体の不調」程度の認識ですね。

メンタル不調はそのレベルではないという事です。
しかし、それを証明するためには、受診をして診断書を会社に提出しなければいけない。
逆にメンタル不調を証明(診断書)が出来れば、多くの会社で「有給休暇」ではなく
「特別有給休暇」の取得が可能です。

私も自社の規定で特別有給休暇を使い半年間休職する事が出来ました。
何度も書きますが、こういった対応を会社に取ってもらうためにも受診は必須なのです。


精神科と心療内科の違い

「精神科と心療内科、どっちに行けばいいの?」と迷う人は多い。
個人的にはどちらも受診したが、どちらでもいいと思う。
ただ、精神科・心療内科に受診して分かった事だけど、精神科・心療内科は地域によって
クリニックの数が全く違う。

私はメンタル不調に陥った時は東京で生活していたが、東京は探せばいくらでも見つかった(やはり東京)。
しかし、その後に引っ越しをして横浜市に来たら、途端に精神科を探すのが大変になった(場所にもよるだろうけど)。
横浜市でこの状態だから、もっと地方に行ったら精神科の選択肢はほとんどなく、通院するだけで大変なんじゃないかと思う。

そして、さらに厄介なのが信用が出来る精神科・心療内科は非常に少ないのが現実。
事実、私はこれまでに4つの精神科・心療内科に受診した。
そして、薬の処方だけでも信用が出来ると感じたのは1つだけ。

他3つのクリニックは適当に診察して、適当に処方しているようにしか見えなかった。
まあ、精神科が医師の精神的負担が大きい科である事は間違いないので、
患者から見て適当に見える医師が多くなってしまうのも仕方ないのかもしれない。

受診の目安

  • 気分の落ち込み・不安・幻覚妄想など“心の症状が強い”場合 → 精神科
  • 体の不調が強く、原因がストレスかもしれないと感じる場合 → 心療内科

とされているようです。
すいませんが、ここは簡単に調べただけの受け売りです。
先程も記載しましたが、個人的にはどちらに受診しても問題ないと思います。
迷ったらまずどちらかに相談し、必要に応じて適切な科へ紹介してもらえば良いかと。


精神科の診察の流れ

「精神科に行くのはハードルが高い」と感じる人も多い。
これは日本人特有の感情で、事実私もこのハードルのせいで受診が遅れたと感じている一人です。
実際、「精神科に受診している」と周りに分かると反応が変わるので。
精神科=精神疾患→なんか分からんけどヤバい奴かもという感じ。
ただ、この状況は一朝一夕には変わらないので、メンタル不調だと感じたら自分を守るために受診する事を強くお勧めします。

1. 予約・受付

クリニックによります。
まずは電話やWebで予約を取る(もしくは予約する必要があるのかの確認)。
精神科や心療内科は特に初診は時間がかかることが多いので、余裕を持って行きましょう。

2. 問診票の記入

他の科と同様です。
現在の症状や生活の様子、服薬歴などを記入する。
「眠れない」「気分が落ち込む」など、具体的に書くと診察がスムーズになる。

3. 医師による診察

これも他の科と同様です。ほとんど違う事はありません。
クリニックによっては独自の質問票等がある所もあるようですが、少なくとも私は経験がありません。
また、精神科の受診の検索をすると、
「病名をつける」ことが目的ではなく、適切な対応を見極めることが大切だ。
という理想論が語られている事が多いですが、特にメンタル不調の場合には
早く診断を確定し、診断書を書いてもらい、それを会社に提出する事が重要です。
「メンタル的にもうムリ」となった場合は、早めに診断書を書いてもらいましょう。
医師によっては、「初回での診断書の作成は出来ません」と言われる可能性もあります。
その場合は、まずどれくらいの期間が必要なのかを確認しましょう。
状況によっては受診するクリニックを変えるのも一つの方法ではあります。

4. 治療方針の説明

  • 薬物療法
  • カウンセリング
  • 生活改善アドバイス

など、症状に合わせた治療プランが提案される。
まあ、ほとんどの場合、薬の処方で終わります。
因みに、全てにおいて料金は確認しておきましょう。
ありがちなのが、メンタル不調で受診しているのに、カウンセリング費用が高額で
それが悩みでさらにメンタルがやられるという意味不明なパターンです。
医療には金がかかります。金に余裕がある人は多くはありません。
カウンセリング費はクリニックによって大きく異なるので、カウンセリングを受けたいと思う方は
その部分も含め事前の確認が必要かもしれません。

5. 定期的な通院

初診だけで終わるわけではなく、経過を見ながら受診。
精神科や心療内科を受診して、初診だけで終わるのは、そのクリニックが信用できない場合です。
多くが「医師の態度や対応に信用が持てない」という理由で他のクリニックを探します。
私も同じでした。そのために4つのクリニックを受診したわけです。

信用ができるクリニックを見つけられたら、後は症状の問題です。
私のように年単位で薬を処方してもらう必要がある人が多いのではないかと思います。
日本では精神科に限らず、薬を処方し過ぎる問題があります。
私自身、医師から減薬の提案すらされた事がありません。
要は現状維持できていれば十分という事です。

ただ、私にとっては、その事により精神的に楽な部分は大きく、
逆に医師から減薬を提案された場合は、結構悩むと思います。


受診の目安になるサイン

  • 2週間以上、気分の落ち込みが続く
  • 眠れない・朝起きられない
  • 食欲が落ちている
  • 仕事や学業に支障が出ている
  • 漠然と「死にたい」と感じる

こうしたサインが出ているなら、精神科や心療内科の受診をためらうべきではない。
これは私自身、経験者としても同意見です。
上記のサインがあれば、自分で「大丈夫」という感情があっても、自分を守るために受診した方が良いです。


まとめ

メンタル不調を感じたら「自分の弱さ」ではなく「心の病気のサイン」と考えよう。

  • 精神科は心の病気を診る
  • 受診すれば診断と適切な治療が受けられる

心の不調を放置するのは危険。
勇気を出して(思い切って)専門家に相談することが、回復への第一歩になる。